お客様から、よくいただくご質問をまとめてご紹介させていただいております。
お問い合わせをいただく前に、同じような内容がないかご参照ください。
ワックス製品全般
- ワックスに使用期限はあるの?
- 特に使用期限はありませんが、保管状況により腐敗したり、内容物の変質が起きたりします。
異臭などが無ければご使用いただけます。 - ワックスは塗ったら何分くらいで乾燥するの?
- ワックスの塗布は晴れた日に行ってください。乾燥時間は、およそ30分~1時間ほどです。
ワックス塗布後、手で触ってベタつかないようになれば大丈夫です。 - ワックスの耐久期間ですが、どれぐらいもつの?
- 耐久期間はそれぞれのワックスによって異なりますが、「オール」などの一般的なワックスは6ヶ月です。
耐久期間は目安ですので、床材や家族構成・ペットの有無などで異なります。美観についても人により感じ方が変わります。ワックスを塗った後の普段のお手入れによってもワックス効果に差が出ます。 - ワックスにF☆☆☆☆(エフ・フォースター)は付いているの?
- ワックスは建築基準法に規定される建築材料の対象に指定されていないことから、F☆☆☆☆表示の対象外となります。
- JIS規格のワックスはあるの?
- ございません。
ワックス製品の選び方・使用用途
- 樹脂ワックス同士の違いは何?
- 用途や耐久性・光沢・滑りにくさ・使いやすさなど、様々な特長の違いにより分類されています。
「オール」と「フローリング専用ワックス」では使える用途に制限がございます。
「オール」は多用途で、木製のフローリングは基より化学系のクッションフロアやPタイルにもご使用いただけますが、「フローリング専用ワックス」は木製のフローリング床専用のワックスになります。
「フローリング専用ワックス」は靴下や裸足で歩行する点から滑りにくくなっています。
「オール」と「フローリング専用ワックス」との比較では、「フローリング専用ワックス」の方が滑りにくくなっています。 - UV塗装されたフローリングには、どんなワックスが最適なの?
- UV塗装されたフローリング床に一般的な樹脂ワックスを塗ると、密着しづらいことがございます。特に水がかかる場所は、はがれたり白く濁ることがあります。
UV塗装床への密着性・耐水密着性を大幅に改善したものが「ハイテクフローリングコート」になりますが、一部の床材に対しましては密着しないものもございますので、床材メーカーに確認した上でご使用ください。 - ワックスで滑らない製品はあるの?
- PL法の関係で滑らないという断定表現はできませんが、樹脂ワックスは塗布する床材によるものの、概ね塗布すれば滑りにくくなります。当社で最も滑りにくい樹脂ワックスは、獣医師も推薦する「滑り止め 床用コーティング剤」になります。
ロウワックスは上に残ったロウ分が流動して滑りやすくなります。階段は滑りやすく危険なため塗布しないでください。 - 樹脂ワックスに滑り止め剤は入っているの?
- 特に滑り止め剤が配合されているものはありませんが、樹脂ワックスは滑りにくくなっております。
- 塗装されていない白木に樹脂ワックスは使えるの?
- 白木床は、水分を吸収すると表面が毛羽立つことがあります。
また、樹脂ワックスを白木に使用すると表面に膜を張り、風合いが変わりますのでご使用いただけません。白木用の液状ワックス「ホワイト 液体」か「白木」、固形のロウワックス「ホワイト 固形」をご使用ください。 - 床用ワックスを家具や建具に使用してもいいの?
- 樹脂ワックスは床用です。家具や建具に使用すると汚れやはがれが起きたときに対応できるクリーナーがないため使用できません。
ワックスのかけ方・塗り方
- 天候によって、ワックスの仕上がりに影響はありますか?
-
ワックスがけは、できるだけ天気のよい日に行ってください。
冬期や雨天時は、ワックスの乾きが悪く、仕上がりに影響することがあります。また、夏場の室温が高い時や太陽光が床面に当たり高温になっている場合も、ワックスの乾きが早過ぎて、仕上がりに影響することがあります。
フローリングにワックスがけをする際は、下記の点に留意してください。◎冬場や雨天時の場合
室温が10℃以下の場合や湿度が85%以上ある場合は、ワックスの使用は避けてください。
冬場や雨天時はワックスの厚塗りは避け、普段より薄くかすれない程度にワックスがけを行います。
また、冬場の寒い日にワックスがけを行う場合は、暖房を入れ、あらかじめ25℃程度に設定し、室温を暖めておきます。ワックスがけをしている最中は暖房を切ってください。暖房を入れたままワックスがけをすると、乾きが早過ぎて仕上がりにムラが出ることがあります。
なお、床暖房を入れたままの状態でワックスの使用は避けてください。床暖房の電源を切り、床面の温度が下がってからワックスを塗布してください。◎夏場や床面に太陽光が当たり高温になっている場合
室内温度が30℃以上になっている場合や太陽光が当たり床面の温度が高いときは、ワックスが塗っている最中に乾きだし、ムラな仕上がりになることがあります。そのようなときは、できるだけワックスの塗布は避けてください。
夏場の暑い日にワックスがけを行う場合は、エアコンで室内温度を調整します。また、太陽光が当たる時間帯にワックスがけをする場合は、カーテンやブラインドを閉め、床面の温度が下がってからワックスを塗布します。 - ワックスを厚塗りすると丈夫な膜ができるの?
- ワックスを厚塗りするとムラになりやすく、乾燥時間もかかり本来の強靭な塗膜ができず、耐久性の無い膜になってしまうことがございます。
- 樹脂ワックスとロウワックスは、重ねて塗っていいの?
- 樹脂ワックスとロウワックスは性質が異なるため、重ねて塗ることはできません。
樹脂ワックスは樹脂塗装された表面に膜を張るタイプのワックスです。
また、ロウワックスは塗装された面には使用できません。
塗装の無い素材にロウをすり込ませて乾燥してからカラ拭きをし、素材に塗ったロウを平らに磨いてツヤを出すタイプのワックスです。 - リビングダイニングを2種類のワックスで塗り分けることはできるの?
- 樹脂ワックス同士であれば部分的に塗り分けができます(水まわりには「防水タフコート」をお勧めします)。
- ワックスは混ぜて使用してもいいの?
- 成分が異なるワックスを混ぜて使用すると、白化したりムラになります。異なるワックスを混ぜて使用しないでください。
- UVコート仕様の床にどの樹脂ワックスを塗ってもいいの?
- UV塗装されたフローリング床には一般的な樹脂ワックスでも塗ることはできますが、
耐水密着性が低く、はがれたり白く濁ることがありますので、水がかからないようにマットなどで防止しましょう。
UV塗装床への密着性・耐水密着性を大幅に改善したワックスが「ハイテクフローリングコート」になります。 - 樹脂ワックス同士で異なるメーカーのワックスを塗り重ねてもいいの?
- 異なるメーカー同士のワックス塗り重ねると、ワックス本来の効果が出ない場合もあります。
- 床暖房のフローリングにワックスは塗れるの?
- 床暖房の電源を切り、床面が冷めてからワックスを塗布し、自然乾燥させてください。
ワックスが目地に溜まらないよう厚塗りは避けてください。 - 以前ロウワックスを使用していた床を今回樹脂ワックスに塗り替えたいのですが、上から塗ってもいいの?
- ロウワックス(水性・油性・乳化性)の上に樹脂ワックスを塗ることはできません。
また、樹脂ワックスの上にロウワックスを塗ることもできません。その際は一度、樹脂ワックスをはがしてください。
ワックスの塗布用具、掃除用具
- 塗布具を使ってワックスをかけるときに、注意することはどんなこと?
- 板目に沿って一方向に軽くなでるように薄くムラなく塗り広げます。特に樹脂ワックスは、ゴシゴシこするとムラの原因となります。
- ワックスをかけた後の道具は、どのようにすればいいの?
- ワックスの液が乾かないうちに、トレイやワイパー、モップ糸などは水洗いをしてください。 一度固まると元に戻すことができません。※「オールワックスワイパー 取り替えシート」は使い捨てです。
床のお手入れ
- ワックスを塗った床の普段のお手入れはどうするの?
- 掃除機や市販のワイパーなどを使用して床のチリやホコリを取り除きます。
固く絞ったぞうきんで水拭きをするか「オール床クリーナー」等の床用洗剤で汚れを落としてください。 - ワックスを長持ちさせるにはどうするの?
- 人がよく歩くところなどは、2~3週間に一度「つやピカ透明クリーナー」を使用するとワックスが長持ちします。
- ワックスを塗った後の普段のお手入れに化学ぞうきんを使用してもいいの?
- お手入れの際に化学ぞうきんや化学モップの種類によっては、繰り返しお使いになりますと床面に汚れが付きやすくなったり、滑りやすくなったり、ワックス塗布時のハジキ、ムラ、積層したワックス膜のはがれなどが起こることがありますのでご注意ください。
- ワックスを塗った床のツヤが落ちてきたり汚れが目立ってきたときには、どうしたらいいの?
- ツヤがなくなり塗膜の汚れが目立ち始めたら、「オール床クリーナー」を使って汚れを落としてからワックスを塗ってください。
古いワックスの膜がはがれているときは、「オール床クリーナー」を使って古いワックスの膜をはがしてから塗り直してください。
ワックス使用後
- ワックスがけをした後の残ったワックスはどう保管したらいいの?
- 一度容器から出したワックスは元の容器に戻さないでください。しっかりとフタを締めて冷暗所に保管してください。
ワックスがけに使用した布やモップなどの用具は乾かないうちに水洗いし、日陰干ししてください。一度固まると元に戻すことができません。 - 残ったワックスはどのように処分すればいいの?
- 布や新聞紙に含ませて燃えるゴミとして出してください。空き容器はお住まいの地域の廃棄方法に従ってください。
トラブル対処法
- 樹脂ワックスを塗ったがムラになってしまいました。どうしてなの?
- ワックスの塗布量が多いと均一に塗れずムラになります。また塗布後ゴシゴシこすると跡が残ってムラになります。一方向に塗ってください。
- フローリングが床鳴りしますが、ワックスと関係はあるの?
- 水分による影響が主な原因と考えられます。水をこぼしたままにしたり過度の水拭きや空気中の湿気などが影響します。
フローリング表面にコーティング層をつくるワックスは床を水から守るものであり、床鳴りの直接の原因にはなりません。 - ワックスを塗ったときに、落ちていた髪の毛に気付かず一緒に塗ってしまいました。どう改善すればいいの?
- ワックス塗布の際、床面に髪の毛が残っているとワックスと一緒に固まり、取っても跡が残ってしまうので、前もって必ず取り除いてください。
髪の毛が付いた部分をマスキングテープで囲んで養生し、「オール床クリーナー」か「ワックスはがし上手」を使用して一度ワックスをはがしてから塗り替えを行ってください。 - ワックスを塗った所にシミを付けてしまいました。どう改善すればいいの?
- シミが付いた部分をマスキングテープで囲んで養生し、「オール床クリーナー」か「ワックスはがし上手」を使用して一度ワックスをはがしてから塗り替えを行ってください。
- ワックスを塗って乾く前に歩いたところ、足跡が付いてしまいました。どう改善すればいいの?
- 足跡が付いてしまったワックスの膜をマスキングテープで囲んで養生し、「オール床クリーナー」か「ワックスはがし上手」を使用して一度ワックスをはがしてから塗り直してください。
- ワックスがはがれてきてしまいました。どうしてなの?
- 樹脂ワックスは膜が劣化すると、うろこ状にひび割れてはがれたり、密着不良が原因ではがれる場合がございます。「オール床クリーナー」か「ワックスはがし上手」を使用して一度ワックスをはがしてから塗り直してください。
- ワックスを塗った床がベタついています。どう改善すればいいの?
- 洗剤成分が床面に残ったままワックスを塗布すると、皮膜が軟化してベタつきが発生します。
「オール床クリーナー」を使用して一度洗剤拭きを行い、改善されないときはワックスをはがしてから塗り直してください。 - ワックスを二度塗りしたらツヤが無くなりました。どうしてなの?
- 一度塗ったワックスの上に塗り重ねる場合は、はじめに塗った膜がしっかりと乾燥してから塗り重ねてください。
乾燥が充分でないとツヤが出なかったり、はじめに塗ったワックス膜のツヤが下がることがございます。 - ワックスを塗った場所に水をこぼしたら白くなってしまいました。どうしてなの?
- こぼれた水分や濡れた布、またはアルコールを含んだ液を床に付いたまま放置すると塗られたワックスが元の液体の状態に戻ろうとする性質により白く濁ります。
- 床にワックスがこぼれてしまい、そのまま気付かずに放置してしまった所が固まってしまいました。どうすればいいの?
- ワックスがこぼれて気付かずに放置しておいたり、容器底面にワックスが付いたまま床面に置いてしまうとそのまま固まってしまいます。
消毒用のアルコールで溶かして除去してください。ただし、その作業と一緒に塗られたワックスも一緒にはがれます。 - フローリング目地が白くなっています。どうしてなの?
- ワックスを塗るときに目地にワックスが溜まると、乾燥の途中で白く濁ることがございますので、塗るときには目地に入らないように塗ってください。
- ワックスを塗ったところが黒く濁ってきてしまいました。どうしてなの?
- ワックスを何層も塗り重ねると、重ねられたワックスの間に汚れが入り込んで黒く濁ったりすることがございます。3回以上塗り重ねる場合は注意しながら作業してください。
- ワックスを塗って滑るようになってしまいました。どう改善すればいいの?
- ロウワックスは上に残ったロウ分を水拭き・洗剤拭きなどで除去すれば改善に向かいます。
樹脂ワックスは化学モップの使用や家具ワックスのようなスプレー中のシリコーンの付着などの二次要因により、滑る場合がございます。
塗膜が無くなってきたり、はがれなどで劣化すると滑りやすくなる場合もございます。
「オール床クリーナー」を使った洗剤拭きやワックスの塗り足しなどで改善されます。
「よくあるご質問」に掲載されていない内容のお問い合わせがございましたら、
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