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リンレイアワード

リンレイアワードとは

「日本のキレイ」をテーマにした短編小説公募プロジェクトです。
優秀作品は毎月当ページにて全文を公開いたします。詳細はこちら

NEW9月期優秀作品

『お掃除のおばさん』斉藤砂糖子

15歳の僕に起きた出来事。それは21歳の僕に、小さくて大きな変化をもたらしたんだ。

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『クリーン・クリーン』柘榴木 昴(ざくろぼく すばる)

マルガリータこと角田鋭士郎は清掃会社の平社員。そしてクイーン・オブ・クリーンこと鈴ノ音凛佳は清掃現場で水着になるちょっと変わった、でも憧れの上司だ。二人は取引先から渡された一本の歯ブラシから最近多発している窃盗事件の解明に挑むことに。

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『こころのたび』あこや真珠

娘の成人式の日、3年前に行った山口への旅行を、ふと思いだした私。母のふるさとで、母の思い出と共に、家族三世代で紡ぐ、イロイロな形のニッポンのキレイ。

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『こびりついたものが、ふきとれて』公乃まつり

産休から復帰して、今ドキの働くママデビューをした結衣。かわいいけど一時も目を離せない息子、協力的なのにどこか抜けてる夫との生活に、疲れきった結衣の肌はボロボロに。こうして妻からママになっていくのかな。そんな余裕のない家族の日常に、特別な時間をくれたのは彼だった。

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『トイレ世界周遊紀行』河野 まりな

「仕事、辞めます!」人一倍行動力がある旅好き女子は仕事を辞めて世界周遊の旅を始めた。そして気づく。トイレに行かない日はないのだと。様々な国のトイレ事情を垣間見たからこそ感じる日本のキレイ。

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『トビラをあけて』ヤスイミキオ

いつも玄関掃除を欠かさなかった母は、「綺麗な玄関は幸せを呼ぶ」と言っていた。けれども、両親は離婚。そんな家庭を見てきた娘は、掃除なんてお構いなしの生活を送るようになる。でも、恋をしたことで、自分のためではなく、大切な人やモノを迎えるための掃除、という行為の大切さに気付くのだった。

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『フィラメントな夜』もりまりこ

笠井雫という名前がどこかしっくりしなかった5年間にピリオドを打った。それでも心の中では、なにかがもやっていた。片付け物をしながら、古ぼけたハガキをみつける。20年後に小学校で逢いましょうというメッセージ。意味もなく指折り数えるとその日付はちょうど、1週間後にせまっていた。

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『ホントのキレイを生活から追求する』金子知香

生きる事を活かすと書いて生活という漢字がある。日常生活のキレイを保つこと、そこに日本の美の根底があるのでないか。化粧や身なりがキレイとか、景色がキレイとか誰が見てもわかりやすい「キレイ」より生活の中のキレイをしたためることで、生きる根本の美を見つめてみたい。

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『ようこそ、私の部屋へ』三浦雅行

千佳子は洗剤・ワックスなどを製造する会社のOL で、後輩の健一と交際を始める。健一は一人暮らしの千佳子の家に行きたがるが、千佳子は頑なに拒絶する。実は千佳子の部屋はゴミ屋敷だった。不信感を募らせる健一を前に、千佳子は途方に暮れるが、友人の遥香に連絡して部屋を片付け始める。

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『わが故郷の深きみどり』東山はるか

中学校を卒業して二十五年、四十歳になった同期生たちが母校の清掃のために集まった。木造の母校は保存され、地域の交流拠点になるという。夭折した同級生・中園芳子の思い出を語らうが、彼女と交際していた川上健司が今回の呼びかけ人だった。作業を終えた彼らは、亡き級友たちに黙とうする。

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『一枚の雑巾』中関令美

綺良羅は東京都の小学一年生。学校は楽しいけれど掃除の時間だけは嫌だった。冷たい水に雑巾を浸すとやってくるゾクっとする寒気。しかし、先生の一言で綺良羅は変わる。そしてアメリカに引っ越すことになった綺良羅は日本のキレイをアメリカに、そして世界に広める夢をもつのである。

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『縁側』石塚勝利

仕事場で大怪我をした父に代わり、両親の故郷石川まで法要に向かうことになった亮輔は、まだ幼いいとこの夏帆を連れて夏の能登半島へ。光と陰、青と緑に彩られる北陸の夏。子供の頃によく遊んだその景色の中、なつかしい伯母の笑顔と変わらない「縁側」に、疲れた亮輔の気持ちはほどけてゆくのだった。

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『掃除道具屋政談』林崎 ちひろ

掃除道具屋の八五郎。行商の途中、とある裏長屋を通りかかったところで、貧しい身なりだがどこか品のある女と幼い男の子に出会う。親子の身の上話を聞いて同情した八五郎は、売上金を置いたまま、そっと長屋を去るのだが…。

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『朝の花火』室市雅則

就職活動を目前に控えた男。履歴書に記入できることがなく、埋めるための要素として「ボランティア」を勧められるが腰が重い。気晴らしに花火大会に行ったのだが、酔って寝てしまい海岸で朝を迎える。

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『八月のスケートリンク』新垣悠紀穂(あらがき・ゆきほ)

子ども病院の看護師・新垣は、入院中のスケート好き小学生・加奈や子どもたちのために、院内に「真夏のスケートリンク」を作って励ますことを計画。若手医師や加奈自身の反対に遭うが、リンクは無事完成。加奈は前向きに手術を受けることを誓う。医師たちも、「本当に大切な事とは何か」を思い出す。

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『美しい輪廻』黒木 鞄

ぼくはハウスクリーニングのプロフェッショナルである。日常も仕事もひとつひとつの所作や決め事が完全にルーティン化されており、完璧である。しかし、女のひと(お客さま)と出会い、「わたしの心もきれいにしてくれませんか」と言われてから、ぼくの鉄壁のルーティンはもろくも壊れていくのだった。

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『僕たちが描きたかったこと』黒瀬 佳代

夏休み、優紀はいじめっ子の坂口たちが浩斗を夜の公園のトイレに呼び出して驚かすという計画を聞いてしまう。優紀も過去に坂口からいじめを受けていた。幼稚園の時に浩斗と壁に絵を描いたことを思い出し、坂口たちが来る前に汚いトイレの壁に絵を描こうと誘う。絵に驚愕した坂口たちも一緒に描き出す。

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8月期優秀作品

『家族会議と魔法の書』日根野 通

昭和の匂いを残す古い家に一人の女がやってくる。かつてこの家で育った男の妻となり、新居に選んだこの家を掃除すべく、女はやってきた。その様子を伺い、彼女を見定める「家族」達。女は祖母から受け継いだ本を使って、掃除を始める。「掃除は儀式である」その言葉の意味を考え、感じとりながら、女はキレイで家を蘇らせ、「家族」に認められていく。

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『みがきあいっこ』伊達巻チカ

長年『みがきあいっこ』競技で良好な関係を保ってきた2つの王国は、初めて断絶の危機に直面する。平和を愛する若きハート王子は、ほんとうに磨きあうべきものは他にあったのだ、と『みがきあいっこ』に先人たちが込めていた真の意味に気づき、両国の未来のために立ち上がる・・・。

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『遠のいた幸せは』岸田奈歩

散らかった部屋で化粧も落とさず寝る琴子の生活は荒れ果てていた。結婚するつもりだった彼にフラれ何もかもがどうでもよくなり、自分から幸せが遠のいていると思っている。休日に母から祖母の家の掃除をするよう強制され、昔ながらの掃除をしながら祖母と過ごすことで琴子の心に変化が起きていく。

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『開かずの窓』星日ト奏

フリーランスのフォトグラファー青木なみの暮らすマンションの管理人、滝川はいつも周辺をキレイに保ってくれている。ある日、ふとしたきっかけで会話すると、実は滝川もかつて写真を撮っていたという。後日、自身の作品を手渡したなみに、滝川が粋なお礼をする。

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『どこかの誰か』室市雅則

全てを諦めると、足が南へと向いた。
降り立ったのはJR西日本最南端の駅。
駅舎もない駅の周りにあるのは畑と海。
御誂え向きだと海へと足を進める。

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『箸休めに乾杯』一井亮治

日本料理店で女三人が意中の男を出し抜かれたと愚痴っている。他方、隣の会席でテレビ番組の脚本チームの二人が連載の構想について話し合っている。そんな折に出された箸休めに口の中を一旦さっぱりさせ主題となる料理を引き立てる役割がある事を知り、それぞれがそこに共通点を見出すのだった。

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『墓掃除』かぶらのたいたん

年に一度の墓掃除。
墓石から玉砂利まで、苔一つ残さずきれいに掃除する。

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7月期優秀作品

『カド爺』夜桜 酒造

イタズラばかりしていた夏休みの僕たち。101号室に住む爺さんからは怒られてばかりだった。30年ぶりに訪れた公園で見たものは・・・。

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『ヤッパ風呂が好き』広瀬厚氏

全自動洗体機なるものが開発され、発売と同時に大ヒット商品となった。風呂のないボロアパートにひとり暮らしていた石川五郎は、ある時会社で新人のOL達が自分のことを、臭い汚いと立ち話しているのを耳にした。それにショックを受けた彼は全自動洗体機の完備されたワンルームマンションへ引越した。

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『我が家のお掃除大作戦』萩野燕

東京から地元へと単身赴任で戻る『僕』を待っていたのは、妻と息子の武史と、小さな小さな新しい家族だった。命を育てる不安、思いがけなく始まるお掃除大作戦。たった週週間の出来事が息子を、そして『僕』を変えた。

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『球と台とヤスリ』室市雅則

私は朽ち果てそうな物置で薄汚れた球を見つけた。それを見ていると不思議なことに磨かずにはいられなくなってしまう。磨くと綺麗になるのだけど、球は数日後にはまた薄汚れている。再び磨く。また汚れる。また磨くを繰り返す。

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『夕立がゲリラ降雨に変わっても』春野 伊吹

祖母の初盆と一周忌が迫っている。生前の祖母の姿がよみがえる。住まいや生き方、自然環境さえ変わっていく中で、変わらない日本の「キレイ」はどこにあるのか。「キレイ」が発現する様子を、傍観者として、また、自分の中にも見出した一時の姿を表現した一遍。

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『箒』九(いちじく)

妊娠の報告をするため、実家に帰省した林山サトミ。新しい命を授かったことへの喜びがある一方、初めての妊娠に不安を感じている。その不安を母に伝えた次の日、目覚めると足元の壁に逆さまにした箒が立てられていた。それは、無口な父からのプレゼントだった。

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